AIを使ってアイデア出しをしても、返ってくる答えが「当たり前すぎてつまらない」と感じたことはありませんか?
最新のAI技術は確かにすごいですが、創造性の部分ではまだまだ私たち人間の想像力が必要です。
この記事では、AIと人間の思考を組み合わせて、自由で面白いアイデアを生み出す方法をご紹介します。
ポイントは「完璧な答えを求めず、あえて隙のあるアイデアを使う」こと。たったこれだけで、あなたの企画力は飛躍的にアップします。
完璧なアイデアの呪いに気づく
私たちが新しいアイデアを出すのが苦手な理由。それは無意識に「完璧なアイデアの呪い」にかかっているからです。
- 企画書にまとめなきゃ
- 上司に説明するならこう言わないと
- こんなこと言ったら笑われるかも
こうした思考が頭を硬直させ、自由な発想を妨げます。
AIをうまく活用するためには、この呪いを解き、まず不完全でもいいアイデアのたたき台を作ることが重要です。
隙のあるアイデアとは?
例えるなら、完成したプラモデルを渡されるより、レゴブロックを渡された方がワクワクしますよね。
「これとこれを組み合わせたらどうなる?」と自由に想像できるからです。
AIはこの「レゴブロック」を簡単に生成できます。
ポイントは未完成で自由度の高い叩き台を作らせること。
これにより、アイデアの幅が広がり、人間の想像力が活性化します。
実践:AIに「ツッコミどころ満載のボール」を投げさせる
具体的な方法は簡単です。AIにこう投げかけます:
「未成熟でツッコミどころ満載のアイデアを5つ出して」
AIは完璧な答えではなく、自由度の高い面白いアイデアを生成します。
例えば:
- 「書斎のランプの燃料は知的好奇心である」
- 「森では忘れることが通貨になる」
- 「コメントは森で実態を持つ」
不完全だけど刺激的なアイデアばかり。ここから発展させるのが私たちの仕事です。
人間が想像力で隙間を埋める
AIの叩き台を元に、私たちがさらにアイデアを広げます。
例えば「書斎のランプの燃料は知的好奇心である」をベースにすると:
- チャンネル登録者数で燃料の質が変化
- 視聴回数で光のグレードがアップ
- 視聴者参加型の仕組みを加える
AIの「隙」に人間の発想を加えることで、独自性の高い企画が完成します。
この技法が活きる3つの場面
- AIの答えが当たり前すぎると感じたとき
- チーム会議が行き詰まったとき
- アイデアの最初の1個がどうしても出ないとき
AIとの壁打ちで生まれるアイデアは、予想外の方向に発展することも多く、企画力と発想力の両方を同時に鍛えられます。
まとめ
- 「完璧なアイデアの呪い」を解くことで思考の自由度が上がる
- AIには不完全で自由度の高い「隙のあるアイデア」を出させよう
- 人間の想像力で隙間を埋めることで、面白く独自性のある企画が完成する
AIは万能ではありません。完璧を求めず、隙のあるアイデアで遊ぶことこそ、あなたの企画力を爆発させる秘訣です。
今日から、AIとの壁打ちで自由な発想を楽しんでみましょう!
参考プロンプト
〈 ここにアイデアを得たい対象を記入 〉に関して、隙のあるアイデア(=聞いた人がそこからいろんな派生案を思い浮かべられるほど、未成熟で、欠けのあるアイデア)を複数出してください。
(コピペして〈〉の中身をあなたのテーマに変えるだけで使えます)
参考書籍
今回紹介した内容は、書籍『AIを使って考えるための全技術』で紹介されている50以上のテクニックのうちの1つです。もっとずるい思考法を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
・AIを使って考えるための全技術