【第14回】AIの答えが当たり前すぎてがっかり?眠っている想像力を引き出す「隙のあるアイデア」発想法

AIを使ってアイデア出しをしても、返ってくる答えが「当たり前すぎてつまらない」と感じたことはありませんか?
最新のAI技術は確かにすごいですが、創造性の部分ではまだまだ私たち人間の想像力が必要です。

この記事では、AIと人間の思考を組み合わせて、自由で面白いアイデアを生み出す方法をご紹介します。
ポイントは「完璧な答えを求めず、あえて隙のあるアイデアを使う」こと。たったこれだけで、あなたの企画力は飛躍的にアップします。

目次

完璧なアイデアの呪いに気づく

私たちが新しいアイデアを出すのが苦手な理由。それは無意識に「完璧なアイデアの呪い」にかかっているからです。

  • 企画書にまとめなきゃ
  • 上司に説明するならこう言わないと
  • こんなこと言ったら笑われるかも

こうした思考が頭を硬直させ、自由な発想を妨げます。
AIをうまく活用するためには、この呪いを解き、まず不完全でもいいアイデアのたたき台を作ることが重要です。


隙のあるアイデアとは?

例えるなら、完成したプラモデルを渡されるより、レゴブロックを渡された方がワクワクしますよね。
「これとこれを組み合わせたらどうなる?」と自由に想像できるからです。

AIはこの「レゴブロック」を簡単に生成できます。
ポイントは未完成で自由度の高い叩き台を作らせること
これにより、アイデアの幅が広がり、人間の想像力が活性化します。


実践:AIに「ツッコミどころ満載のボール」を投げさせる

具体的な方法は簡単です。AIにこう投げかけます:

「未成熟でツッコミどころ満載のアイデアを5つ出して」

AIは完璧な答えではなく、自由度の高い面白いアイデアを生成します。
例えば:

  • 「書斎のランプの燃料は知的好奇心である」
  • 「森では忘れることが通貨になる」
  • 「コメントは森で実態を持つ」

不完全だけど刺激的なアイデアばかり。ここから発展させるのが私たちの仕事です。


人間が想像力で隙間を埋める

AIの叩き台を元に、私たちがさらにアイデアを広げます。
例えば「書斎のランプの燃料は知的好奇心である」をベースにすると:

  • チャンネル登録者数で燃料の質が変化
  • 視聴回数で光のグレードがアップ
  • 視聴者参加型の仕組みを加える

AIの「隙」に人間の発想を加えることで、独自性の高い企画が完成します。


この技法が活きる3つの場面

  1. AIの答えが当たり前すぎると感じたとき
  2. チーム会議が行き詰まったとき
  3. アイデアの最初の1個がどうしても出ないとき

AIとの壁打ちで生まれるアイデアは、予想外の方向に発展することも多く、企画力と発想力の両方を同時に鍛えられます


まとめ

  • 「完璧なアイデアの呪い」を解くことで思考の自由度が上がる
  • AIには不完全で自由度の高い「隙のあるアイデア」を出させよう
  • 人間の想像力で隙間を埋めることで、面白く独自性のある企画が完成する

AIは万能ではありません。完璧を求めず、隙のあるアイデアで遊ぶことこそ、あなたの企画力を爆発させる秘訣です。
今日から、AIとの壁打ちで自由な発想を楽しんでみましょう!

参考プロンプト

〈 ここにアイデアを得たい対象を記入 〉に関して、隙のあるアイデア(=聞いた人がそこからいろんな派生案を思い浮かべられるほど、未成熟で、欠けのあるアイデア)を複数出してください。

(コピペして〈〉の中身をあなたのテーマに変えるだけで使えます)

参考書籍

今回紹介した内容は、書籍『AIを使って考えるための全技術』で紹介されている50以上のテクニックのうちの1つです。もっとずるい思考法を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
・AIを使って考えるための全技術

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この記事を書いた人

あなたの隣りに何時もいる『ITC顧問』こと、ふくろう博士です。ITC和歌山オフィスの『ITC顧問』スタッフとして、簡単・シンプル・手頃なICTツールを駆使して、あなたの会社の課題解決のお役立ち情報を呟いています。気軽に、フォローなどでお声をお掛けください。
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