【第4回】ITコーディネータが教える「AI壁打ち」の実践法

「AIを使ってみたいけれど、何から始めればいいのかわからない」
そんな声を多くの経営者やビジネスパーソンから聞きます。

私自身、ITコーディネータとして中小企業の現場支援に携わってきました。その経験から実感しているのは、AIは難しい専門ツールではなく、“壁打ち相手”として活用するだけでも十分効果を発揮するということです。

本記事では、誰でもすぐに実践できる「AI壁打ち」の方法を、ITコーディネータ視点で解説します。

目次

なぜAIを“壁打ち”に使うのか

壁打ちとは、相手に自分の考えを投げて整理する方法です。会議前のアイデア整理や、提案書づくりの準備などに欠かせません。

AIを壁打ち相手にすると、以下のメリットがあります。

  • 否定せず、最後まで聞いてくれる
  • 何度でも質問してくれる
  • 新しい角度の問いを投げてくれる

つまり、AIは「24時間対応の思考整理パートナー」になります。

AI壁打ちの基本ステップ

実践方法はとてもシンプルです。

  1. テーマを決める
    例:「今月の営業戦略」「新商品の販売方法」
  2. AIに依頼する
    「このテーマで壁打ちをお願いします」と入力するだけ
  3. 質問に答える
    AIが投げてくる質問に、一つずつ答えていく
  4. まとめを依頼
    最後に「答えを整理してください」と伝えれば、たたき台が完成します。

実務での活用シーン

① 会議準備
会議の議題を入力し、「想定される質問を出してください」と依頼。事前に答えを整理しておけば、自信を持って発言できます。

② 企画立案
「イベント企画の壁打ちをしてください」と依頼すれば、ターゲットや予算の整理がスムーズに進みます。

③ 自己PRや経歴整理
「自己紹介の壁打ちをお願いします」と入力するだけで、自分の強みや実績が引き出されます。

④プロジェクトの活用

  • ゼロ時点の壁打ち
  • 踊り場の壁打ち
  • 振り返りの壁打ち

*①会議準備②企画立案の実務の応用として、プロジェクトの活用は中級・上級編として効果が有ります。

ITコーディネータが見る利点と注意点

利点

  • 思考が加速し、アウトプットが早くなる
  • 発想の幅が広がる
  • 議事録や資料の“たたき台”を短時間で作れる

注意点

  • 出力は完璧ではない → 必ず人間が検証する
  • 秘密情報は入力しない
  • 使いすぎると自分の思考が浅くなる可能性 → あくまで補助ツールと考える

すぐできるトライアル法

「試してみたいけど不安」という方は、次の方法から始めましょう。

  1. ChatGPTなどを開く
  2. 「今週の業務を整理する壁打ちをしてください」と入力
  3. 出てきた質問に短く答える
  4. 最後に「まとめてください」と依頼

これだけで、業務改善アイデアや行動計画の下書きが手に入ります。

まとめ

  • AI壁打ちは、考えを整理する最も簡単な方法
  • ステップは「テーマを決める→質問に答える→まとめる」だけ
  • 会議・企画・自己紹介など幅広く活用可能
  • 利点はスピードと発想力、注意点は“補助として使うこと”

AIは難しい道具ではなく、“思考の相棒”です。まずは一つの問いから始め、AI壁打ちを日常の仕事に取り入れてみてください。

さらに詳しい実践法や事例は、私の著書 『AI壁打ち入門』(Kindle出版) にまとめています。連載ブログでも順次紹介しますので、ぜひフォローして次回もご覧ください。

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この記事を書いた人

あなたの隣りに何時もいる『ITC顧問』こと、ふくろう博士です。ITC和歌山オフィスの『ITC顧問』スタッフとして、簡単・シンプル・手頃なICTツールを駆使して、あなたの会社の課題解決のお役立ち情報を呟いています。気軽に、フォローなどでお声をお掛けください。
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